《レシピ》 トスカーナのパンのサラダ パンツァネッラ
今日のランチは”Panzanella (パンツァネッラ)”
以前使ったパンがまだ残っていたのでパン消費レシピ&火を使いたくないずぼらレシピ
パンツァネッラとは?
パンツァネッラというサラダを聞いたことはありますか?
これはトスカーナ地方の郷土料理
夏野菜と硬くなったパンを再利用するサラダ
トマト、バジル、赤玉ねぎなどを加えて、オリーブオイル、赤ワインビネガーで味付けするパンのサラダです
ふわふわの白パンやバターたっぷりのパン、味のついたパンなどはこのサラダに不向きなんだそうです
では早速レシピを
トスカーナのパンのサラダ パンツァネッラ
材料 2人分
• パン 約400g
• きゅうり 大1本
• トマト 2個分 (今日はミニトマトで代用)
• 赤玉ねぎ 1個
• バジル 適量
• オリーブオイル 適量
• 赤ワインビネガー 大さじ3~5
• 塩・こしょう 適量
作り方
1) 硬くなったパンを水につけてふやかしたら水をきり(軽くギュッと握る)食べやすいサイズにちぎる
2) 赤玉ねぎを薄くスライスして水につけておく
3) きゅうりは皮をむいて一口大にカット、トマトも一口大にカット
4) ボウルにすべての材料を入れて、オリーブオイル、ビネガー、塩を加えて混ぜあわせる
5) 食べるまで冷やしておく
6) お皿に盛りつけて、胡椒をかけて完成
ポイント
・ビネガーをしっかりときかせること。少し酸っぱいくらいがちょうどよい味加減
・作ってからすぐ食べるより、少し時間をおいてパンにしっかりと味を染み込ませた頃が食べ時です!
ビネガーの酸味も待っている間にまろやかになります
・今日はアレンジでモッツァレラチーズを最後に加えました
ブラータなどお気に入りのチーズをのせても美味しいですね
さいごにトスカーナパンのはなし
このレシピのポイントは硬くなったパン!
それも塩の入っていないトスカーナパンがベスト
トスカーナのお料理はパンを使ったものが多いな~?と思い ちょっとリサーチ
トスカーナのパンには塩が入っていません!
初めて食べたときは「なんだ!この美味しくないパンは!」とびっくりしました
塩を使わない理由はいろいろな言い伝えがあるようですが、塩が高価だった中世の時代、貧しい農民が多かったトスカーナ地方では貴重だった塩をパンには使わなくなったのがはじまりと言われています
パンが硬くなっても"リボッリータ"を始め"パッパ・アル・ポモドーロ"や今日のレシピの"パンツァネッラ"など、パンをを無駄なく再利用した料理が多いのがトスカーナ料理の特色です
このパンなしではトスカーナ料理は語れませんね
以前は硬いパン(トスカーナパンじゃないけど)で"パッパ・アル・ポモドーロ"を作りりました↓
イタリア料理の歴史的背景はいろいろ面白い
では、チャオ チャオ!