ずぼらキッチン in イタリア ーキッチンから始まる暮らしー

時間をかけずパパッとやりたいずぼらなヒト... 今日なに作ろう~?

「常温にもどす」ってどういうこと?

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またミラノはロックダウンになったので

ずぼらなわたしのお菓子作りがスタートしました(笑)

 

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なーんの疑いもなくこれまでレシピに従っていた「常温にする」という工程

常温って何度?

なぜ常温に戻すの?

と、「ふと何のために⁉︎」と疑問に思ったので今回リサーチ

 

 

常温にするって?

お菓子作りのレシピによく書いてあるのが、「たまごやバターを常温に戻す」という作業

 

皆さん やってますか?

わたしはやったりやらなかったり


しかーしこれは、お菓子作りをスムーズに行うためには大切な下準備のようです

 

常温ってなに?

バターやクリームチーズなどは要冷蔵品なのでふつうは冷蔵庫で保存してますよね?

要冷蔵は10℃以下の状態では固まっています

お菓子作りで一般的に「常温」と言われるのは、だいたい20~25℃を指すそうです

「熱くもなく冷たくもない温度」と言われてれいます

 

なぜ常温に戻すの? 

常温に戻すのはこんなとき

 

① 冷たすぎると固くて混ぜられないとき

バターやクリームチーズなど冷えたままではかたいものは、ゴムベラや泡立て器で混ぜる時なかなか上手く混ざりません

 

常温と呼ばれる温度帯は程よいクリーム状にできる状態で目安は指で軽く押さえるとへこむ位

 

そして、バターはこの状態のときに空気を含みやすくなるので気泡を取り込みたいときのポイントになるそうです

 

②温度を下げたくないとき

生地の温度が下がらないようにするのが目的!

 

シュー生地などに加えるたまごやマフィンに加える牛乳のように、生地の温度が下がると混ぜにくくなったりかたくなってしまったりと悪影響が出てしまいます

 

③乳化させたいとき

バターと卵を分離させずにつなぐためにはいろいろな注意点がありるようですが、温度もその1つ!

温度が低いとバターとたまごが馴染めずに分離してしまうのです

 

 

でも.....
お菓子を作ろうと思い立ってからバターやたまごを常温に戻すのにはかなりの時間がかかりますよね... 

という事で!

 

バターを早く常温に戻す方法

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すぐにバターを常温に戻すには電子レンジが便利!

600wで30秒ほと加熱するとやわらかくなります(溶けすぎには注意!)

 

指で押してみて、跡が残ればちょうどいいやわらかさですがやりすぎて溶かしてしまわないように注意してくださいね

 

溶かしてしまうのが心配なら、小さく切ってジップロックやラップで包み手でもむと体温でやわらかくなります

 

バターは温度によって硬さや特性を変えるので、特に気を付けたい材料

 

「溶かしバター」を使わないレシピでは、この「常温」と言われる温度にすると混ぜやすくなり空気も含みやすくなります。さらに卵と乳化しやすくなります

 

 一度溶けてしまうと二度と元の状態には戻らないバター

この「常温」という温度帯がバターにとっては理想的なんですね

 

 

たまごを早く常温に戻す方法

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たまごを早く常温に戻す方法は温かいお湯につけること

お風呂ぐらいの温度にしたお湯にたまごを5~10分浸けてたまごがほんのりと温かくなればOK!

 

 

まとめ

ざっくりいうとたまごやバターを常温にもどすのは

①分離せずほかの材料とよく混ざるようにする為

②混ぜたときに空気を含んで、焼いたときの食感がよくなるから

 

ということで、お菓子作りにはとても大事な「常温に戻す」作業

バターとたまごを早く常温に戻す方法を知っていれば思い立ってすぐにお菓子作りをはじめられますね

無計画に始めるすぼらなわたしにはピッタリです♪

 

ちなみにイタリア語で常温は"temperatura ambiente"

・常温に戻したバター burro a temperatura ambiente 

・常温で30分休ませておく lasciate riposare per 30 minuti a temperatura ambiente

などとレシピには書いてあります

 

 

少しでもご参考になればうれしいです

 

では、buona giornata