イタリア語で時間の表現
日本は今何時? イタリアはもうすぐ19時半(夏時間の時の時差は7時間)
すっかり日が短くなり夏の終わりを感じつつキッチンから夕陽を眺めております
今日はわたしが苦手なイタリア語のひとつ"時間の言い回し"のはなし
時間を聞かれること&聞くことって意外と多いと思いませんか?
こうやって文字にするとわかるのですが、会話の中でサラッと言われると
「え?結局何時?」とハテナになるのが毎回のお決まり(笑)
独特な言い方というかイギリス英語的な感じで、慣れてないわたしは一瞬で理解できないのです
という事で、今日は時刻の表現のイタリア語をちょっとおさらい
時間の表現のイタリア語
時間の聞き方
何時ですか?
Che orá è ? (ケ オーラ エ?)
Che ore sono ? (ケ オーレ ソノ?)
Che ora è?(単数)/ Che ore sono?(複数)は同じ意味なのでどちらを使ってもOK
時間の答え方
①数字だけを用いたシンプルな表現
イタリア人は24時制で表現することが多く、「午前〜/午後〜」といった表現はあまりしません (が、する人もいます)
1時です
È l'una. (エ ルーナ)
2時です
Sono le due. (ソノ レ ドゥエ)
3時5分です
Sono le tre e cinque. (ソノ レ トレ エ チンクエ)
※数字の前には必ず定冠詞”複数形のle”を使って表現します
1時だけ単数扱いでÈ l'una.
定冠詞が"le(複数形)"から"la(単数形)"となる
②「15分」「45分」の表現
4時15分です
Sono le quattoro e un quarto. (ソノ レ クアットロ エ ウン クゥアルト)
※un quarto(クアルト)は「1/4」という意味
14時45分です
Sono le quattordici e tre quarti. (ソノ レ クアットルディチ エ トレ クアルティ)
※tre quarti(トレ クアルティ)は「3/4」という意味
③「○時半」の表現
5時30分です
Sono le cinque e mezzo. (ソノ レ チンクエ エ メッゾ)
※イタリアでは「○時半」のときだけ「半分」を意味する"mezzo(メッゾ)"を用いる人が多いです
④「〜分前」の特別な表現
6時45分です
Sono le sette meno un quarto.(ソノ レ セッテ メーノ ウン グワルト)
直訳すると”7時15分前”という意味です
7時50分です
Sono le otto meno dieci. (ソノ レ オット メーノ ディエチ)
直訳すると”8時10分前”という意味です
⑤「12時」のときだけの特別な表現
12時です (正午)
È mezzogiorno. (エ メッゾジョルノ)
12時です (真夜中)
È mezzanotte. (エ メッザノッテ)
これは”1日の半分”ということなので”半分”を意味する”mezzo(メッゾ)”を使って表現します
まとめ
今回ずっと気になってたなぞが解けて嬉しいわたし!
こうやってまとめたことでスッキリしました
・数字に女性の定冠詞を付けると時刻の意味になります
なぜ女性の定冠詞を付ける(laかle) かというと数字の後に女性名詞の ora(ore)が省略されているから(そういうことか~!)
・è (sono) の後に時間(主語)が来ます
主語が単数ならば è、複数ならば sono に変化
・分を表すときは時間の後にeを入れること(eはandの意味)
le tre “e” cinque
・15分、30分、45分、〇分前という表現を書きましたが、そのまま数字のみで伝えても全く問題ありません
わたしはなんなら数字だけで言ってほしいタイプです
では Buona giornata!